エンジンオイルの定期的な交換のススメ
くるまを大切に長く乗るにあたって、定期的なメンテナンスは非常に重要だと思いますが、その中でもエンジンオイルはとっても大事な交換用品です。
エンジンオイルは人間でいう血液のようなもので、精密な部品で構成されているエンジンの潤滑剤です。マメに交換してあげてくださいね。交換してあげないと最悪の事態を招きます。
エンジンオイル交換時期
基本とされている交換時期は、走行距離か時期(年数)で判断してください。
エンジン区分 | 交換時期目安 |
ガソリン車ターボ無 | 15000km または 1年 |
ガソリン車ターボ有 | 10000km または 1年 |
ディーゼル車 | 10000km または 1年 |
日産自動車株式会社メンテナンスノートより引用
シビアコンディションに該当する場合はさらに交換するタイミングを早めたほうが良いとされています。
エンジン区分 | 交換時期目安 |
ガソリン車ターボ無 | 7500km または 6ヶ月 |
ガソリン車ターボ有 | 5000km または 6ヶ月 |
ディーゼル車 | 75000km または 6ヶ月 |
シビアコンディションってなに?
走行距離が通常よりも多い場合や、くるまを酷使する厳しい状況下(走行距離の30%以上を目安)での使用が多い場合、シビアコンディションに該当します。
- 走行距離が多い(20000km以上/年間が目安)
- 悪路(凹凸の多い道、砂利道、未舗装路)、雪道での走行が多い
- 山道、登降坂路での走行が多い
- 低速走行や短距離の繰り返し走行、アイドリング状態が多い
こんなこといったら、都市部なんて全部がシビアコンディションに該当しちゃいますね。
エンジンオイルの交換時期を把握しよう
ディーラーやカーショップなどでエンジンオイルを交換した場合、こんな感じで運転席側のドア内側に交換時期目安シールが貼ってることが多いです。助かりますね。月に1回見るクセをつければ、忘れることもなさそうです。
でも、交換時期の目安が、基本とされている時期よりも早く、3000km前後に設定されていることが多いですね。商売ですから、仕方ないですかね。
カーショップやネットショップで(オイル交換シール)として一般的に販売されています。安いものは10枚セット100円とかで販売されていますので、ぜひとも購入してみてください。
また、トリップメーターを使用して交換時期を把握することもできます。最近の車にはトリップメーターという区間を計測するためのメーターが付いています。ある地点からの距離を測る。というのが、主たる用途かと思いますが、けっこういろいろな使い道があると思います。
Aは、ガソリンを給油してからの距離を測っている。Bはエンジンオイルを交換してからの距離を測っている。これけっこう王道です。よかったら、みなさんも同じように計測してみてください。
エンジンオイル交換費用
ディーラーやカーショップ、モータース、ガソリンスタンド、いろいろな場所でエンジンオイル交換の受け付けをしてくれます。肝心な交換費用ですが、3000〜8000円程度でしょうか。オイルの種類、量などによっても費用が変わってくると思いますが、5000円以内で済むことが多いですかね。
おすすめのエンジンオイルランキング(工事中)
エンジンオイルを交換しなかったらこうなった
エンジンが焼き付きを起こします。これはくるまの故障でも一番最悪な故障です。症状によって変わると思いますが、エンジン載せ換えが必要になり、修理費用が30万円を超える。。。なんてこともあり得ます。このページの訪問者のみなさんは、絶対にエンジンオイルの交換を忘れないでください。
エンジンの焼き付きって?
イメージがつきやすいのは、天ぷらを揚げているシーンでしょうか。油を替えずに天ぷらを揚げ続けていくと、油はドロドロになり、アメーバ化し鍋にこびりつく、そしてしまいには蒸発してしまい、鍋は直火で焼かれ、鍋は使い物にならなくなってしまう。これと同じようなことがエンジンルーム内でも起こっています。
どのくらい放置したら、エンジンの焼き付きが起こるのか?
ケースバイケースですから、何とも言えませんが、年間30000km弱走るユーザーのくるまが初回車検前に(10万km弱くらいかな)。ということも聞いたことがありますし、ネットでは11万kmオーバーをエンジンオイル交換無しに走ったアウディが話題になってたこともあります。
諸説ありますし、製造元であるメーカーの交換基準から言えば、そこそこの距離を乗っても大丈夫だとは思いますが、愛車に安心して長く乗るためには、やはり5000キロか6ヶ月のいずれかの時期に交換されることをおすすめします。